中国で収監なら拷問も?香港デモ「民主の女神」周庭さんが日本人に伝えたこと

【時事通信】香港で起きた一連の大規模デモの中心的人物で「民主化の女神」と呼ばれていた周庭(アグネス・チョウ)さん(23)に5日、違法集会を煽動したとして有罪判決が言い渡された。時事通信などが報じている。量刑は今年の12月以降に宣告されるというが、今回の判決に、ネット上では心配の声が多くあがっている。周さんが、言い渡される量刑によっては中国政府に身柄を引き渡され、監禁、洗脳、拷問などを受ける可能性があるからだ。

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デモ活動中の周庭さん(2015年)image by: Ohconfucius / CC BY-SA

中国共産党が「反体制運動」をおこなった者に対して、監禁や洗脳、拷問を加えた例は枚挙に暇がない。最近の例では、習近平の顔が写ったポスターに墨汁をかけるというパフォーマンスを上海で2018年におこなった中国人女性、董瑤瓊(ドン・ヤオチョン)さんが、中国当局によって精神病院に強制入院させられ、約1年半後に自宅へ帰ってきたときには変わり果てた姿となっていたという話がある。

人権活動家で湖南省出身の欧彪峰(オウ・ビャオフォン)さんは今年1月、Twitterに帰宅した董さんの変わり果てた姿を動画付きで投稿した。董さんは、退院後に「お父さん」という言葉しか話すことができなくなってしまったという。

もし仮に香港デモの「女神」周さんが、中国当局へ身柄を送られるようなことがあれば、董さんと同様の処置を施される可能性は否定できない。

世界中から非難を浴びている中国共産党の「人権蹂躙」とも言える行為を、香港デモの主導者たちにもおこなうようなことがあってはならない。今回の裁判と判決は、日本にとっても対岸の火事ではないのだ。

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周さんは自身のTwitterアカウントで6月30日、日本語で現時点では最後の投稿を残している。そこには、こう記されていた。

「生きてさえいれば、希望があります。」

この周さんの言葉は、中国と長年「一国二制度」という矛盾だらけの体制で不和が生じていた香港、そして台湾の人々の心に重く響いたことだろう。そして、中国に経済の面で尻尾をつかまれている日本にとっても「対岸の火事」では済まされない問題であることは間違いない。

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image by: 周庭さんTwitter

周さんの量刑が言い渡されるまで、あと4ヶ月足らず。この間、私たち日本人には何ができるだろうか。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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