世界では珍しいY染色体D系統が日本人に多いことは何を意味するのか

d_keitou_no_bunnpu_to_idouY染色体D系統は、日本人以外では、チベット人や中近東の人々だけがもっていますが、他のどこにもほとんど存在していません。

地理的に最も近い、お隣の朝鮮半島でもほぼゼロ%です。

日本国内の分布は、アイヌ88%、沖縄56%、日本本土42~56%といわれています。

世界でも稀な古代血統とされるY遺伝子D系統が日本人に多いことは何を意味するのでしょうか?

http://en.wikipedia.org/wiki/File:Y-Haplogroups-1500AD-World-Map.pn…

 

ベストアンサーに選ばれた回答

queenkazukiさん

2009/1/3110:21:03

その意味するところは、日本では世界最古の土器や貝塚が発見されているように、非常に古くから人々が暮らし、独自の文明を築いていたということです。
それは他に類型のない特殊な言語である「日本語」からもいえることです。
また、同じD系統であっても、チベットや東南アジアがD1とD3系統であるのに対して、日本人のD系統はほぼ100%がD2系統です。
もちろん、同じD系統ですから近縁であることは間違いありませんが、D2系統は世界の中で日本人にしか存在しない固有の系統です。

さらに大きな意味な持つのが、日本の近隣諸国にはY染色体D系統が存在しないこと、そして現代の日本人にも、相当に高い頻度で残っていることです。
なぜそれが大きな意味を持つのかというと、たとえばBという民族がAという民族に支配されていたとします。
すると、後世のB族の子孫の遺伝子は、母系のミトコンドリア遺伝子には大きな変化は見られないのに対して、父系のY遺伝子は圧倒的にA族の系統が多くなってしまいます。同時に、B族の言語もA族の言語になってしまうか、相当に強い影響を受けた言語に変化してしまいます。
つまり、Y染色体の遺伝子は、その民族の過去の支配者の歴史を証明するものなのです。

そこで日本人についていえることは、わたしがかつて学校で習ったように、必ずしも縄文人が渡来人に支配されたり、南北に追いやられていたわけではないということです。
それを証明するのが日本本土にも42~56%存在するY遺伝子D系統(縄文系)です。
さらに、付け加えるなら、他に類型のない特殊な言語である「日本語」の存在もそれを証明しています。

即ち、渡来人=弥生人ではないということです。
後世の日本人が得意とするように、渡来の優れた文化を取り入れて発展したのが弥生時代であり、弥生人とは、弥生化した縄文人と、母国の言語すら捨てて日本人に同化した渡来人のことなのです。

むろん、渡来人と縄文人の戦いがなかったわけではありませんが、時に激しく戦い合いながらも、いつしか同化してしまったのが今の本土日本人の祖先です。
しかし、日本語に渡来系の影響が見られないことからすると、渡来人は日本人として吸収されてしまったというべきなのかもしれません。

ベストアンサー以外の回答

2009/1/3000:18:14

もし貴方はネパールの隣国のシッキム王国を訪れたらきっと驚かれるでしょうね!

住民の顔つきは日本人と瓜二つですよ。

更に文化も照葉樹林帯文化と言う共通性を持っているのです。

この共通性はチベットでも見られます。

この事からわかる事は、チベットー中国南部ー沖縄ー古代の日本ーアイヌという、一本の文化の道を探る事が出来るのです。

沖縄人とアイヌとが近いことはDNA鑑定で次第に分かってきた事です。

古代にチベットから中国南部、更に沖縄から日本へと続く文明の道がつながっていたと言う事ですね!

まさに古代ロマンですなあ!

チベットから日本へと続く一本の古代の文明の道があったという事の証明になるという事です。

m78mm78mさん

2009/1/2923:51:00

東南アジアでも少し見られます。これは日本やチベットに住んだ祖先の中にDグループに分類されるY染色体 を持った人がたまたま多かったか、ある程度周辺から隔離されていて独特の遺伝的浮動を経験したことを意味しています。けどそれ以上ではない。ハプログルー プは祖先のルーツや移住の歴史をたどるために便宜的に用いられる(人為的な)分類ですから、まれなことに特別な意味はありません。

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